勉強方法について

通信制大学は自宅での学習が基本

通信制大学は文字通り通信を利用した大学であり、勉強方法は自宅での学習が基本です。大学指定の教材や自分で選んだ参考書などを用いて、独学に近い形式で勉強することになります。とはいえ、完全な独学とは異なり、大学のカリキュラムにしたがって、単位の修得につながる勉強が必要です。勉強が終わった部分については、レポートを提出して試験を受けて合格すると単位を取得できます。一般的に、通信制大学のレポートは出された課題に対して指定文字数で書く必要があり、長文を書く習慣がない人には難しいかもしれません。しかし、レポートの提出は1回や2回ではないため、何度も書いているうちに慣れるでしょう。単位数の分だけレポートを書くことで、文章作成能力がアップする可能性もあります。

スクーリング出席も必須

通信制大学に授業がないのかといえば、そのようなことはありません。大学として無くせない授業はスクーリングという形で実施されています。スクーリングとは、簡単にいえば短期間だけ大学に出向いて授業を受けることです。スクーリングを規定日数以上受けないと単位を修得できません。通信制大学は、そもそも通学が困難な社会人や遠隔地の学生が主として学んでいることから、スクーリングの日程も考慮されています。通常は3日程度で土日を利用した勉強ができる点が特徴です。また、ITの進化と社会情勢の変化によるリモート環境の整備によって、オンラインによるスクーリングを実施している大学もあります。うまく選択することで、自分のニーズに合った勉強ができるでしょう。

通信の大学では就業中や育児・介護など何らかの事情で時間を取りにくい人でも、資格取得や学習が可能です。基本的にはテキスト学習やオンライン授業、スクーリングなどの方法で学習を進めていきます。